我が家に2匹いたフェレットは揃いも揃ってはげフェレ。なぜかというと副腎という臓器が膨張してホルモンが分泌しすぎて、顔と四肢以外の毛が抜ける、皮膚が弛む・薄くなるなどの症状が出るんだって。
もともとはモカの方が以前から毛が薄か ったんだけど、ウーが1999年6月に症状が出始めてから進行が速くて、みるみる毛がなくなっちゃって、その年の秋にはもうつんつるてん。腿のあたりも皮膚がたるんじゃってシワが幾重にも重なって、まるでまんまちゃんの様・・。(下ツーショット写真・つんつるウーとまだ毛があるぞモカ)
毛が抜けて容姿が3割減になるくらいならいいんだけど、その副腎皮質ホルモンのアンバランスによると思われる体調への弊害が出てきちゃって、これは真剣に治療せねばなるまいと薬物治療を開始しました。残念ながらモカは今年の1月に永眠(ホルモン異常が死因に関係していたかは解りません)、ウーは今も毎日薬を飲み続けて頑張って闘病しております。

☆ 闘病日記その1(治療開始〜2000年10月) 
☆ 闘病日記その2(2000年11月〜2001年2月)
☆ 闘病日記その3(2001年7月〜現在)    
☆ ウーの膀胱炎日記   

獣医師の説明はなるべく忠実に記そうと気をつけてはいますが、なにせ素人。用語や解釈に多少の間違いもあるかと思いますがご容赦下さい。また、ウーと同じように闘病生活を送っているペットとその飼い主さん、辛さを一人で抱え込まないで!症状やとりまく環境はそれぞれ違いますが、同じように病気を抱えて、悩みながら落ち込みながらも病気と闘っている仲間がいるって事がほんの気休めにでもなればとても嬉しいです。


1999年の秋ごろの写真です。
ウーは6月ごろから毛が薄くなりはじめ、それからあっ!!という間にこんな状態。この頃モカはまだこんなに毛があったんだなぁ。
 
2000年の5月、治療を始めた頃。
ウー(左)は見事に毛が無くなりました。モカ(右)も、まだ毛があるとはいえこんな風…。

☆ 副腎皮質機能亢進症(クッシングシンドローム)

原因は脳の下垂体異常から来る、副腎に腫瘍が出来る、医原性(副腎皮質ホルモンのとりすぎ)の3種類が考えられるらしい。
もちろんフェレット以外の動物でもなる事はあるけど、フェレットは他の動物よりもそうなる可能性が高いらしいです。なぜか。ショップで売られているのは大抵手術済のスーパーフェレット。日本で去勢・避妊手術をすると費用がかさむ。でもベビーフェレじゃないと商品価値がないので、赤ちゃんのうちに手術をしてから輸入する事になる。流通や販売の関係で、性成熟する前に手術をしちゃうのが大きな原因ではないかと考えられるそうです。うちの2匹は歳も出身(マーシャルとノンブランド)も購入したペットショップも違うのに2匹ともがこの病気。すんごい確率高いよね。

副腎は左右2つあって、ほとんどの場合は左側に異常が出来るそうです。(まれに両方って事も…) 治療法の1つにその異常な副腎を手術で切除してしまうという方法があるそうですが、うちのかかりつけ医はそれは薦めません。手術自体の危険性もあるでしょうが、残った片方の副腎に異常が出ない保証が無いからと言います。クッシングになった犬の治療では手術ではなく薬で治療するのが一般的だそうです。
この投薬治療も、薬で症状を抑えているだけで、根本的な治療法は今のところ無いそうです。将来的には遺伝子治療で根本から治す事も不可能ではないそうですが、1〜2年後の近い将来という話ではないのでウー・モカには関係無さそうです。

一部の文献ではこのフェレットの疾患はクッシング病とは違うと書かれていました。インターネット検索などすると、いろいろな情報が入り乱れており、私はその情報の正誤を見極める脳みそを持ち合わせていないので正直何を信じればいいのか解りません。でも、うちのかかりつけ獣医師は質問すると、時には専門書を持ち出して写真や図をみせながらいろいろと説明してくれて(時々専門用語が混じるので理解できてるのは8割程度かも)、その上で「僕はこの方法がいいと思う」と治療法を示唆して下さいます。診療方針に信頼が置けるんですよ。やはり遠くの専門医より近くの開業医(そんな言葉あったか?)、今のところウチのフェレの健康は全面的にその獣医師に預けてます。